展示場所は大きく2つの会場に分かれ、一つの会場は全て口腔治療器具や周辺機器を展示、もう一方の会場は審美歯科関係や歯磨き粉などのセルフメディケーション商品が多く展示されていました。米国、韓国、台湾などの出展が目立ち、日系企業の出展は少なく、日本のライオン製品が出展していましたが、ライオン自身の出展ではなく代理商の出展でした。広場では専門家の講演会が行われ、地下や2階の商談ブースでは大学病院の医師達との学術交流の場として意見交換が行われていました。
中国人の生活水準が向上し、市民が口腔ケアや口腔健康を重視し始めています。しかし、中国の口腔事情は「悪くなったら歯医者に行き治療する。」というのが一般的で、「悪くなる前に予防する。」というセルフメディケーションはまだ広く普及しておらず、この啓蒙活動は都市部から徐々に広がりをみせているようです。日本でセルフメディケーションが当たり前になり、現在はホワイトニングやインプラントなども一般的になりました。中国国内の口腔産業が発展途上にあることを考えると、とても魅力的な市場だと感じました。
展示会URL:http://www.dentech.com.cn/