展示会訪問記

第 20 回「2014第14回CBME上海国際キッズ・ベビー・マタニティ産業展」
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<展示会場はどこも大盛況>
2014年7月22日から24日までの3日間にわたり、「2014第14回CBME上海国際キッズ・ベビー・マタニティ産業展」が上海新国際博覧中心で開催されました。今年の産業展は166,680㎡の展示スペース(14会場)に1,751企業(2,428ブランド)が参加し、来場者数は65,000人を超える開催規模となりました。中国大手の「好孩子」をはじめとする大小多数の中国企業や台湾(「麗嬰房」ほか)、韓国(「Fedora」ほか)、欧米、日本の企業が展示する衣服、食品、雑貨、紙おむつ、ベビーカー、チャイルドシート、玩具等を、参観者(20~60歳代)が熱心に確認する光景が印象的でした。また産業発展検討会(21日開催)、製品展示、国内外バイヤーとの商談会、参観者による製品別人気投票、テーマ別セミナー等の様々なイベントが行われ、「世界の工場」から「世界最大の消費市場」へと変貌する中国の経済発展のトレンドを実感することができました。
 
 中国の年齢別人口構成(2012年度)をみると、0~9歳以下は1億2,529万人(日本1,074万人)で、「一人っ子政策」で「小皇帝」と称される子供に対しては、「安全性」、「高品質」を求めて、両親や祖父母が積極的にお金をかける風潮にあります。また2013年11月に打ち出された「一人っ子政策」の緩和策により、年間の新生児数が最大200万人の増加とそれに伴う社会インフラの整備、乳幼児・マタニティ関連業界の拡大等の効果が見込まれています。
 
 現在、この業界では「品質」、「機能性」、「デザイン」等で日系や外資系企業が先行し、中国企業が低価格で競争力を維持していますが、最近では、中国の業界大手企業がブランド力・技術力の向上を図るため、欧米企業を買収する事案がみられ、今後の企業動向に注目が集まっています。
 
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<日本でも人気のオーガニック製品>
今回の視察を通じて、巨大な中国消費市場と関連業種の「裾野の広がり」を認識しました。来年度の開催は、2015年7月22日から24日の3日間で予定されています。この産業展を参観し、中国市場の可能性と潜在的な需要を実感してみてはいかがでしょうか。
 
 
都民銀商務諮詢(上海)有限公司 吉川 聡
<展示会URL情報 http://www.cbmexpo.com/
 
 

 

 

 

 

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