展示会訪問記

第 10 回「第107回中国日用百貨商品交易会」
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ワイングラスを吊り下げているブース
「第107回中国日用百貨商品交易会」が2013年8月1日から3日にかけて上海新国際展覧中心にて開催されました。この展示会は展示会名称の通り、一般家庭で多く利用されるようなアイテムの展示が中心であり、モップや物干し竿、ハンガー、食器類、水筒、包丁、耐熱容器、家電、インテリアなど、中国国内から1200社以上の企業が出展し、商談も盛んに行われていました。
会場内は同類のアイテムの展示が多く、また身近な展示物が多かったためか、同業他社との差別化をすべく、ブース内の展示ディスプレーを工夫する企業や、展示面積を大きくしている企業が多かったのが印象的でした。
日本にある日用品の大半が中国製にもかかわらず「中国製」を意識すると、「使い捨て」、「壊れやすい」というイメージが先行してしまいますが、個々の製品をみるとデザインや質感の良い製品が多く、従来のような感覚ではなくなってきた感じがしました。中国でも業者間の競争激化や生活水準の向上により、似たような製品でも使い手が使い易く、また同時にデザイン性も重視し、消費者の目に留まらない商品でないと競争に勝てないような業界になっていると感じました。
 
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<水素水生成の説明を聞く中国人>
この展示会と同時開催として「日本精品展」が開催され、70社以上の日本企業や自治体等の出展がありました。その中でも注目を集めていたのが、ミネラル水素水を生成するスティックで、ペットボトルにスティックを入れて生成された水を計測器で実演していたことから、中国人からは生成される仕組みやどういう効果があるのかなどの質問があり、日本企業の技術力の高さと中国人が高付加価値製品や健康に対して非常に関心があることが良くわかりました。
これまでの中国は大都市を中心に「食べることで精一杯」であったのが、生活水準の向上により、豊かさを手に入れ、ライフスタイルが変化し従来のものでは物足りなくなっている現状があります。「世界の市場」となった中国は世界中の企業が最高のアイテムで勝負する市場になりました。日本企業も中国マーケットでこれまで以上の存在感を出して欲しいものです。

 

都民銀商務諮詢(上海)有限公司 草野 幹二
 

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