展示会訪問記

第 7 回「2013中国(上海)国際茶業博覧会」

1.jpg「2013中国(上海)国際茶業博覧会」が2013年5月19日から4日間にかけて上海国際展覧中心にて開催されました。この展示会は毎年開催されており、今回で10回目の開催となります。その内容は、主に茶葉や茶器、茶具を取扱う業者の他、茶葉の包装や茶葉の乾燥機等を取扱う機械業者等が上海に集まり、会場内のブースにて直接商談をされる展示会です。

会場内ではブースによる展示のほかに、中国茶の品評会や新茶発表会、各国のお茶の紹介、中国少数民族による試飲会なども行われておりました。また、訪問日は初日(平日)で、あいにくの空模様でしたが、たくさんの一般客が訪問され、茶葉の量り売りや茶器の購入、試飲を繰り返しては茶葉の説明を食い入る様に聞いている姿をみて、お茶が中国人の

生活に密着していることが実感できました。

展示会場では中国各地から茶葉の展示がありましたが、とりわけプーアル茶の名産地である雲南省の企業の展示が多くありました。茶葉の展示では日本で見かけることのない餅茶(プーアル茶を円盤状にしたもの)や日本への輸出用の中国茶、日本でもお馴染みの緑茶や烏龍茶等の展示もありました。茶葉以外では茶器セットの展示が目立ち、300元~2,000元以上のセットが展示され、ブースの担当者のお話では最も購入されるのは500元前後の茶器セットで、購入者層としては35才以上の既婚者が多いとの事でした。

 

2.jpg日本企業の出展はティーバックを取扱う業者や静岡茶の販売業者、茶器販売業者、茶葉を個別包装する機械製造業者の出店があり、日本企業の出店は全体的に控えめでしたが、自社のアイテムを中国流にアレンジしたり、中国の富裕層向けの展示を行っていたのが印象的でした。

「お茶」と一言で言っても世界各国にはそれぞれの文化が定着しておりますが、共通しているのは「味を楽しむ」ほかに「時間も楽しむ」ことが挙げられます。大切な客人を迎える時や家族団欒のひと時にはお茶は欠かせないものです。時間の流れが速い現代社会でも、時間を見つけては大切な人と「お茶」を楽しむ時間があっても良いのかもしれません。

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