第4回中国(上海)国際ホテル設備・用品見本市が11月14日から3日間に渡り開催されました。この展示会は中国全土から約7,000社のバイヤーとホテル関係者が来場する、ホテル業界関係者の商取引を目的とした専門の展示会です。 今回の展示会は総面積3,300㎡の展示スペースに約120社が出展し、海外からは、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、シンガポール、韓国などの企業が出展し、日本企業もパナソニック、TOTO、内野など8社が出展しました。過去3回の見本市では日本国内でも有名な高級洋食器メーカーが上海・外灘地区の老舗ホテルへ食器類を納品するなどビジネスマッチングにも成功した実績があるとのことです。
<暖色系のベッドルーム>
<清潔感のあるバスローブとコスメ類>
出展会場内はベッド、テーブル、バス・トイレ、テレビ、空調、金庫、オートロックドアなどのハード面から食器類、バスローブ、タオル、コスメ、ヘアブラシ、スリッパなどのソフト面も展示され、ホテル企業側もビジネスホテルから5つ星の高級ホテルまでと幅広いターゲット層を対象としており、ホテル業界の裾野の広さを感じられます。
展示会場にはベッドやソファーがある他、一般の家庭にはありそうも無いシャワーが備え付けられたバスルーム等の設営がされており、ちょっとした高級ホテルが出来上がっているブースもあり印象的でした。上海では上海万博の開催時期に多くの世界のホテルブランドが進出、中国ローカル系のビジネスホテルも競って出店しています。今後も高い経済成長を続け、向こう10年で世界最大のマーケットになると予想される中国は国内外のホテルグループにとって魅力的なマーケットであり、業界内の競争も熾烈なものになってくるでしょう。利用者としては質は落とさずに価格だけ抑えて欲しいものです。