中国進出インタビュー

第 124 回 「三井住友信託銀行の新しい挑戦!」 三住信諮詢(北京)有限公司

 東京きらぼしフィナンシャルグループと三井住友トラスト・グループは日本国内において様々な分野で提携・連携しております。両行は、日本の金融機関においてあまり例の多くない、金融業務以外の海外現地法人を有するという共通点があります。
本日は、今年3月に北京にてコンサルティング現地法人(三住信諮詢(北京)有限公司)を立ち上げられた三井住友信託銀行の取組について、岸上総経理にお話を伺いましたのでご紹介致します。両行は中国においても、両行のお客様の利便性向上のお役に立てるよう、連携強化を検討してまいります。

 

◆コンサル現法立上げの経緯について

三井住友信託銀行は、中国において上海支店での銀行業務、南京の信託会社への出資を通じた信託業務、及び北京の駐在員事務所の拠点展開を行っておりますが、コンサルティング現地法人については、中国での今後のビジネス展開の更なる推進のため設立することとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆主要業務について

弊社の主要業務は、経済金融関係の情報提供や各種規制等の調査、ビジネス情報のご提供や事業戦略に関するアドバイスなど、親会社である三井住友信託銀行をはじめ、日系企業の中国関連ビジネスをサポートして参ります。
中国ビジネスに関しては様々なご意見を伺いますが、引き続き新たな展開を検討する企業もあり、ご相談をいただく機会にも恵まれています。個人として中国で約10年在籍しており、その経験や人脈を生かしつつ、皆さまのお役に立てればと思います。

 

◆既存駐在員事務所との役割分担について

銀行駐在員事務所は金融当局の規制下にあり、上海の支店や南京の出資信託会社などを通じた中国での金融関連ビジネスを展開する上で、金融当局との接点も極めて重要であることから、引き続き当局対応窓口として役割を担う予定です。

 

◆コロナ禍での中国戦略について

新型肺炎は世界中で大きな影響をもたらし、依然として終息しておらず、そのような環境下、企業の経営者の皆さまは様々なお悩みを抱えていらっしゃると思います。
日本と中国のビジネス面での関係は、2018年から改善に向かい、様々な分野でビジネス交流が進んでおりますが、足元、不透明な面も出てきております。ですが、中国ビジネスにおいて、リスクのみにとらわれるのではなく、リスクとビジネスの両面をバランスよく考えることが重要ではないかと思いますし、そのために様々な情報を収集することが大切ではないかと思います。

 

◆最後に

三井住友信託銀行は、かねて中国全土における情報収集に努めてきましたが、地域経済・社会とのつながりをより一層深め、さらなる情報収集の上、お客さまにサービス提供していくことを目指します。
今後は、当該現地法人を通じて現地機構、企業等との関係を強化し、ビジネスチャンスの拡大等を狙うお客さまのさまざまなニーズにお応えすることで、お客さまと地域経済の発展に貢献していきます。

 

※会社情報
会  社  名 :三住信諮詢(北京)有限公司
住   所     :北京市朝陽区建国門外大街26号2号楼7009室(長富宮弁公楼)

会  社  名 :三井住友信託銀行 上海支店
住   所     :上海市浦東新区世紀大道88号 金茂大厦50楼01室
HP          :https://www.smtb.jp/ (日本HP)

 


聞き手=綺羅商務諮詢(上海)有限公司 杉山

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