きらぼし中国ビジネスQ&A

第 69 回「中国の帰省休暇について」
第 69 回「中国の帰省休暇について」
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<質問>
私は上海現地法人の駐在者です。先日、従業員から親族訪問するため帰省休暇取得について相談がありました。これは法定休暇や年次有給休暇と何か相違点があるのでしょうか。そもそも上海現地法人の就業規則では帰省休暇の設定がありません。内容をご教示ください。

<回答>
中国には「職工探親待遇規定(国発【1981】36号、以下本規定)」というものがあり、従業員の親族訪問の待遇に関する規定が存在しています。中国語の「探親」は夫婦・家族等を訪問するという意味がありまして、今回、従業員から相談があった帰省休暇に該当するものと想定します。本規定の内容をまとめると以下の通りとなります
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長期間の遠方別居の解決を図る目的で本規定は制定されておりますが、ほとんどの外資企業は就業規則で帰省休暇を設定していません。但し、原則論は従業員から申し出があり要件に該当する場合、帰省休暇を付与することになりますので注意が必要になります。一方で毎年20、30日の帰省休暇を取得できる労働環境にないこと、35年以上前に制定された本規定が形骸化しているのも事実となっています。
都民銀商務諮詢(上海)有限公司
渡邉 和俊
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