きらぼし中国ビジネスQ&A

第 53 回「中国での招待状作成について」
第 53 回「中国での招待状作成について」
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<質問>
弊社は上海現法を保有しています。今回、10周年の記念イベントの開催を予定しています。取引先や関係各位に招待状を出したいと思っておりますが、中国での招待状の書き方は日本とは違うのでしょうか。招待状作成の留意点等がありましたらご教示ください。

<回答>
祝10周年、誠におめでとうございます。更なる貴社の飛躍を期待しております。
 
さて招待状の作成ですが、中国は文字の文化がありますので文書を重視することにおいては日本以上かもしれません。本件のようなビジネス文書を作成するにあたり基本的な留意事項は以下の通りとなります。形式は原則横書き(台湾は縦書き)、日付は西暦となり、会社名を書いた後に、一行下げて宛て名(役職名、個人名、敬称)を書きます。敬称は以下の4つが良く使用されます。
 
①「先生」・・・最も一般的な敬称で男女の区別なく使用可能です。学校の先生ではありません。
      例)○○有限公司 总经理 △△先生。
 
②「夫人」・・・既婚女性に対する敬称です。中国は夫婦別姓ですので注意が必要です。      
      例)李夫人,李○○夫人
 
③「女士」・・・同じく既婚女性に対する敬称です。
 
④「小姐」・・・未婚女性、年下の女性に対する敬称です。
 
中国のビジネス文書では宛て名や拝啓(中文:敬启者)の後に「:」コロンの記号をつけますが、封書等の郵便物では宛て名の後に「収」、差出人名の後に「寄」とつけます。招待状はお世話になった関係者に感謝の気持ちを伝えるとともにシンプル且つ謙虚で、相手に対して敬意を表す文言にする必要があります。
<封筒イメージ>
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宛先には6ケタの郵便番号を記載します。中国は国土も広く、特に地方への普通郵便ですと配達時間がかかること、紛失の可能性もありますので、バイク便で配達する、メールする等の配慮も必要になります。また切手は盗難防止も鑑み、珍しいものを使用しないようにすることも必要です。
 
<招待状イメージ>
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日系企業、日本人宛てに招待状を作成される場合、日中文の両方を記載して案内することも多く見受けられます。また遠方来賓用にはホテルの宿泊有無、祝花の手配の案内も一緒に同封し、最近は返信用封筒を同封せずにFAX・メールでの返信確認が主流になってきています。

 
以上
都民銀商務諮詢(上海)有限公司 渡邉
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