きらぼし中国ビジネスQ&A

第 17 回「現金の持ち込み」

第 17 回「現金の持ち込み」

このレポートは、すべてお読み頂いて 1 分 32 秒です。

<質問>

弊社は、中国に拠点はありませんが毎月出張にて業務を行っています。これまで、日本から日本円現金を持って行き中国で両替して業務を実施していましたが、次回の出張では200万円ぐらいの現金を持っていかなければならないと思っています。何か手続きをする必要がありますか?

<回答>

本件については、日本と中国それぞれで手続きが必要となりますので注意が必要です。以下、日中それぞれの手続きをご案内致します。

(日本での手続き)
100万円を超える現金を持ち出す場合には、出国時に空港税関で「支払手段等の携帯輸出申告書」を提出します。多くの空港では、安全検査が終わってから出国審査に向かう途中に税関窓口がありますのでそこで申告を行います。税関窓口では、申告書内容を確認した後に確認の印を押した控えを交付してくれます。ご帰国時に100万円以上の現金が手元に残っていた場合は、「支払手段等の携帯輸入申告書」を日本の税関で提出する必要がありますので注意して下さい。

(中国での手続き)
5,000米ドルを超える現金を持ち込む場合には、入国時に空港税関で「出入国旅客荷物物品申告表」を提出しなければなりません。税関の場所は、預け荷物を受け取って到着ロビーに出る前に設置されている空港が多いと思います。係官にもよりますが、持ち込む日本円現金をその場で数えることもあります。確認が終わると、申告表に確認印を押印して戻してくれます。ご帰国時に5, 000米ドル以上の現金が手元に残っていた場合は、「出入国旅客荷物物品申告表」を中国の税関で提出する必要がありますので注意して下さい。

中国国内で日本円を人民元に両替する際に、一度に5,000米ドル以上を両替しようとした際には、前出の中国税関が押印した申告表の提示を求められます。そして、銀行窓口では残高管理(あとどの位両替できるか)を申告表に記載しますので確認して頂きたいと思います。

绮罗商务咨询(上海)有限公司 XFCSS .ALL Rights Reserved 沪ICP备18032119号-1
Copyright Kiraboshi Business Consulting Shanghai Co.,Ltd ALL Rights Reserved

沪公网安备 31010102005043号