きらぼし中国ビジネスQ&A

第 111 回「会社運営における申告等の年間スケジュール」

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<質問>
今次、新たに上海市にある製造業の総経理として赴任することが決まりました。まずは、中国で会社を運営する際に必要となる当局への申告・報告に関する年間スケジュールについて把握したいと考えております。ご教示いただけますでしょうか。

<回答>
中国で会社を運営する際、当局に対して、月毎・四半期毎・年度毎に申告・報告が必要な事項があります。通常のケースにおける各事項を頻度別にまとめましたので、下記表をご参考ください。


※年度報告:国家企業信用情報システム(中国語:国家企業信用信息公示系統http://www.gsxt.gov.cn/ )を通じて行う企業情報の報告。報告内容は、基本情報、株主及び出資情報、資産・負債総額、営業総収入、利益等。年度報告を申告しなかった場合、経営異常リストに掲載され、公示される。
上記表の申告に併せて、財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書)の月次申告(=増値税の申告・企業所得税の仮申告時)と、年次申告(=企業所得税の確定申告時)も必要となります。
これらの申告・報告は社内の財務担当者や会計事務所等が手続きを行うケースが一般的ですが、各種納税等は会社の資金繰りにも影響する重要な事項ですので、会社の運営をスムーズに行うためにも年間スケジュールを把握しておくことが重要です。
なお、前頁表の他、「現地従業員の入・退社に伴う社会保険の手続き」や、輸出業務のある会社におかれましては「輸出税金還付の申請手続き」が必要となりますので、貴社の業務内容に則り事前にご確認されることを推奨いたします。

 

以上
綺羅商務諮詢(上海)有限公司 佐藤

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