上海駐在レポート

【アラサー女子上海日記】第 5 回 みんな大好きタオバオ(淘宝)
 
 ◇ タオバオ(淘宝)って何?
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淘宝網は2003年にアリババが4.5億元(約76.5億円)を投資し設立されたショッピングWebサイトです。“淘宝”とは“見つからない宝物はない、売れない宝物はない”という意味だそうです。設立から2年という短い期間で、中国のオンラインショッピング市場の全体のシェア70%を占め、現在では中国で生活する上で欠かせないツールとなっています。日本で最もよく利用されている楽天市場の2016年年間流通総額は約3兆95億円に対し、淘宝網は約35兆70億円。中国巨大マーケットの圧倒的なパワーを感じます。
 
◇ 実際に使ってみた
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<雑誌をカメラで撮影>
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<類似商品を検索>
基本的に使い方は楽天ショッピングのようなもので、ネット上で購入したいモノを買い物かごに入れて、電子決済をし、数日後に自宅や指定の場所に配送されるという流れです。しかしこの一連の流れの中には驚くべきシステムがたくさんあります。
最も驚いたのは検索システムです。検索バーの横にカメラのマークがあります。そこをクリックするとカメラが起動し、カメラで認識したモノの類似商品が表示されます。例えば雑誌を見ていて気になるモノがあれば、それをカメラで認識するだけで、似たような商品がたくさん検索されます。そこから商品を選択すると、非常に効率よく類似商品の価格や質の比較ができます。
次に驚いたのは商品が自宅に届くまでのシステムです。ネット上で注文後、受注通知、出荷準備完了通知、出荷通知、荷物通貨地区の通知、配送者(運送担当者携帯電話番号)通知など、淘宝のサイト上で細部に渡り配送までの動向がわかるようになっています。商品を受取り、問題がなければ、確認のため暗証番号を入れます。最終的に暗証番号を入れるまで出品者には資金が入金されないシステムとなっていますので、お金を支払ったにも関わらず商品が届かないなどという問題は起こりません。返品についてもほとんどの商品が7日以内であれば無料で受付けてくれます。
 
  ◇ 配送の違い
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<ロビーに放置されている商品>
上海で生活していると、買い物で大きな荷物を持っている人をあまり見かけません。水や洗剤、トイレットペーパーなどちょっとした生活用品も、中国人は皆ネットで購入し自宅まで配送してもらっています。日本でも様々な商品をネットで購入する人が増えていますが、平日不在先への商品の再配達が大変問題になっています。これは、直接商品を届けるという日本のきめ細やかさ故の問題だと思います。中国では商品配達の際時間指定ができますし、必ず配送担当者から電話やメッセージが届きますが、不在時の再配達はありません。不在時、私のマンションの場合はロビーに放置されます。「ロビーに置いておきますね。」という丁寧な連絡は来るものの、商品を手に取るまでちゃんと置いてあるか不安になります。ロビーには守衛さんはいますが、特に商品を管理してくれている訳ではありません。最初の頃は、なんと適当な配達だと思っていましたが、幸い商品が盗まれたこともなく今では商品が放置されているのが当たり前になってきました。この問題を問題と思わない中国的なところ、私は好きです。
 
◇ 最後に
今年の上海は150年ぶりの猛暑のようです。毎日気温は40度を超えており買い物に行く気も起きません。そんな時は無理せず、タオバオで楽々ショッピングです。
そこのトイレットペーパーや洗剤を買って重たそうに歩いているアナタ、タオバオでワンランク上の上海ライフを目指しませんか♪
 
 
 
 
 
 
 
以上 
浦山恵
お問い合わせは tomin_shanghai@tomin-bc.com.cn まで 
 

 

 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 

 

 
 
 
 
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