◇ 日本人からみた中国人メイク
初めて中国に来た時、すっぴん女性の多さに驚きました。確かにスタイルも良く、ナチュラルビューティーな女性達が多いですが、ファッション系や化粧品関係の店員までもがすっぴんに近いメイクというのも珍しくありません。女性が一番気合いを入れたいデートも、すっぴんの人が多いように感じます。
日本では会社の身だしなみチェックの中に「すっぴんではなく化粧をしているか」というチェック項目がある位、外出時メイクをするのは当たり前で、メイクをしていない日は、顔色のせいか体調不良を心配されたり、お客様に対する印象が悪くなったりすることもありました。おかげ様でメイクの技術は歳と共に上達していきます。
きれいになりたいという気持ちは万国共通ですが、まずは中国での美の考え方を知ることが大切です。
◇ ノーメイクでもスキンケアはしっかりするのが上海流
中国は伝統的意識に「自然美」があります。漢方文化が深く根付いているため、身体に良いものを食べ、生活規律を良くすれば、肌も自然に綺麗になると思われています。すっぴんできれいな女性こそ本当の美人ということです。
夏の時期、ほとんどの女性は日傘をしています。日本では「色が白いは七難隠す」中国では「百難隠す」と言われているくらい、美白へのこだわりを感じます。
あるブランドの日本での売り上げはスキンケア:コスメ=3:7 に対し、中国ではスキンケア:コスメ=7:3 という結果が出ており、中国でのスキンケアの意識は非常に高いことがわかります。
◇ 化粧品
ドラッグストアには、様々なブランドの商品が並んでいますが、日本(KATE)韓国(婵真)米国(MAYBELLINE)等、海外のブランドが多く、中国ブランドはあまり並んでいません。値段はKATEであれば日本の2~3倍の値段で、こちらでは高くて躊躇してしまいます。中国人の女性スタッフに中国で流行っている国内ブランドを聞いたところ、中国製の化粧品は使ったことがないのでわからないと言われました。確かに日本のドラッグストアで化粧品の爆買いしている外国人よく見ますね。
◇ まとめ
美の基準は国によって違いますが、基礎をしっかり整え内面から美しく、という中国の考えを知ると、すっぴんの見方が変わってきました。メイクをしないと外出できない!なんて言わずに、すっぴんで外出できるようになりたいです。いつの日かすっぴんの私に出会った際は顔を見て体調悪いの?なんて言わないで下さいね。